ブログ

BLOG

【12周年記念】LoV人生を振り返る 導入編:LoVとは何か?

2020.06.26

書いたひと:-ZERO-

日記 LoV

【12周年記念】LoV人生を振り返る 導入編:LoVとは何か?

こんにちは、-ZERO-です。
突然ですが、皆さんには「●●は人生」と言えるようなゲーム作品はありますでしょうか。

 

私は人生とまではいかないですが、良くも悪くも
学生時代の多くの時間を共に過ごしてきたゲームがあります。

LoVが今年で稼働12周年

先日6月17日にスクウェア・エニックス社のアーケードカードゲーム(略称:ATCG)
「LORD of VERMILION – ロード オブ ヴァーミリオン(略称:LoV)」シリーズが12周年を迎えました

ATCGとしてのLoVは昨年の8月31日、本編にあたる「LORD of VERMILION Ⅳ」がサービス終了となりました。

 

サ終から1年近く経っているにも関わらず、私のTwitterタイムライン上では
元LoVプレイヤーたちがLoVのあれこれを話題にしたり、二次創作のリツイート・いいね祭りをして盛り上がっているように感じました。

 

私もこの12周年を迎えて何かしたいなと考えました。
そこでLoV1稼働~LoV4終了の11年のうち、10年半ほどLoVで遊んできた私なりに
LoVについて思っていたことを書き残そうと思います。

 

10年半を語るには1記事でまとめる力が無いため、
数回に渡る長期連載となってしまいそうですが、ご容赦ください。

LoVとは?

11年という長さから、スクエニのアーケードゲームの中でもかなり長い歴史を持っているゲームと分かります。
ただ、ゲームセンターと聞いて、UFOキャッチャーなどのプライズゲームや格闘ゲーム・音楽系ゲームしか知らないという方には、マイナー作品ではないか受け取られるかと思われます。
実際、これまでの交友関係を振り返っても、普段からゲーセンに通うような人で無い限り
「LoVって何?」と返されることがほとんどでした。

 

今回はLoV人生を振り返る前に
導入編といった形で、LoVについて説明致します。

LoVとは、ゲームセンターで稼働しているカードゲームのことです。
あくまでオンラインネットワークサービスが終了しているだけなので、設置されている店舗で遊ぶことは可能です。
ただその設置されている店舗が、全国で見ても指で数えるほどしか残っていないかと思われますが…。
公式サイトの設置店舗情報も消えてしまいましたし、
私もそのあたりの情報は知らないので、個人的に共有していただけると嬉しいです。

 

また、声優の杉田智和氏が大好きなアーケードゲームとしても知られています(彼のTwitterのIDには「LOV」と付いてるんです)
LoV公式大会の出演者「天の声」の声が彼と酷似していたり、
杉田氏のラジオでもLoVのキャラクターボイスを使ったコーナーがあったり、
彼のオリジナルキャラクターAGRS(アジルス)カードとして登場したことが何度もあります。
プレイヤーの中には、杉田氏をきっかけに始めたという方も少なくありません。

 

今のゲーム業界では他社の版権作品とのコラボは当たり前になっていますが、LoVは10年くらい前から他社コラボを積極的にやっていました。
コラボした作品のファンでLoVに興味を持って始めてみたというプレイヤーも多いことでしょう。

LoV各作品について簡単に紹介

ご注意

この後、公式プロモーションビデオを紹介しておりますが、

LoV1、LoV2については公式WEBサイト上でしか閲覧できないため、お手数ですが各公式サイトから閲覧下さい。

公式WEBサイトにアクセスすると音声が流れることがありますので、音量にご注意下さい。

Adobe Flash Playerが使用されているページにつきましては、2020年末にFlashのサポートが終了するため、閲覧できなくなることがあります。

 

LORD of VERMILION(無印)

LORD of VERMILION 公式サイトはこちら

ダークファンタジーを基調とした世界観を持つアーケードカードゲーム。
出てくるキャラクターは、神話や童話などに登場する神魔霊獣たち。
操作はレバーとボタン、そしてカードそのものを動かすこと!
最初は参加されている豪華なイラストレーターの方々がアピールポイント。

 

LORD of VERMILION Ⅱ

LORD of VERMILION Ⅱ 公式サイトはこちら

LORD of VERMILION Re:2 公式サイトはこちら

前作よりもゲームシステム面でボリュームアップ。戦術の幅が拡がった。
一方でカードの種族が減ってしまったり前作のカードは弱体化を受け、一部を除いて使いものにならなくなってしまった。
LoV2からは萌えなキャラクター達がどんどん増えていったことが印象的で、
他社の版権作品と多々コラボしたことが当時のアーケードゲームの中でも強みであった。

 

LORD of VERMILION Ⅲ

LORD of VERMILION Ⅲ 公式サイトはこちら

LORD of VERMILION Re:3 公式サイトはこちら

舞台はこれまでとは別の世界へ。そしてゲーム性そのものが一新
1vs1対戦ゲームから、4vs4のマルチ協力対戦ゲームへ!

筐体が一新される。その都合でLoV1、LoV2のカードは使用不可になる。
操作もレバーが消えてタッチパネルに変更。カード操作も従来より控えめになった。
さらに店舗内対戦が無くなり、ギルド対戦でも必要な人数が8名に。身内で楽しむにもハードルが上がった。
これらの影響でプレイヤーの中には引退を宣言する人が見られるようになってしまうが、それ以上に豪華声優陣やシステムの目新しさから新規プレイヤーが多々参入する結果を残した。
3からは積極的なアップデートとカード追加、SNSや動画配信サービスを介した広報があった。
公式の同人誌販売や、居酒屋とのコラボ等、あらゆる媒体とのコラボも行っていた。

 

LORD of VERMILION Ⅳ

LORD of VERMILION Ⅳ 公式サイトはこちら

舞台は2030年の東京へ。ゲームシステム面では、増えたり減ったり。

LoV3のカードはサポートカードという位置づけに代わり、デッキ登録は可能だがゲーム内で操作することができなくなった
3末期の環境と比較すると、シンプルな作りになった。
上位層プレイヤーによる毎週の公式生放送が中心になったり、
オフイベントも3と比べると小規模のものが多くなった。
初の地上波アニメも放送された(内容はアニオリ)
末期にはカード追加の規模も縮小化し、ゲームのストーリーモードや、
カード個々で展開されるストーリーも未完のままサービスが終了した。
メインストーリーは後に小説として公式サイトで掲載された。

 

ATCG以外の作品

LORD of ARCANA(PSP)

LORD of APOCALYPSE(PS Vita/PSP)

LORD of VERMILION 煉(モバゲー)

LORD of VERMILION ARENA(PCゲー)

パチスロ ロード オブ ヴァーミリオン(パチスロ)

SERVANT of THRONES(スマホゲー)

ロード オブ ヴァーミリオン 紅蓮の王(TVアニメ)

パチスロ ロード オブ ヴァーミリオン Re:(パチスロ)

红莲之王(PCゲー)←中国国内で現在も稼働中

 

他作品へのコラボ

エレメンタルモンスター、BDFFプレイングブージュ、グルコス、ウィクロス、ロストクルセイド、グラブル、ラグナロクオンライン、テイルズウィーバー、スクスト、ミリアサ アルカナブラッド、東京ドールズ…等

LoVのカードについて

LoVで扱うカードにはいくつか種類があります。
その中でもざっくり紹介すると、プレイヤーカード、使い魔カードがあります。
他にも降魔カードとか創魔カードとかありますが、ここでは割愛します。

 

プレイヤーカード

プレイヤーカードで操作するのは「ロード」。

ロードとは主人公のこと、つまり自分の分身になります。
ゲーム上でロードにあたるキャラクターはLoV2までは2人でしたが、LoV3で16人追加、LoV4でさらに16人増えました。
外伝作品を含めるとややこしいことになるので、この辺で。

 

使い魔カード

次にこのゲームの醍醐味といえるのが「使い魔」カード。
この使い魔カードを使ってデッキを構築します。
使い魔とは、どこかの文献やアニメ・ゲームで見たこと聞いたことあるような
神様やモンスターなど様々なキャラクターのことを指します。
ゲームにおいてはロードに従える仲間です。

使い魔カードの見た目はこんな感じ。

左からLoV、LoV2、LoV3、LoV4のデザインになります。

よくあるTCGと違ってイラストが大きく描かれており、記載されているテキスト量が少ないのが特徴的です。
カードが持つ能力や、そのカードの世界観を表現するフレーバーテキストは裏面に記載されています。

 

普通のTCGだと40枚とか60枚で1デッキになることが多いと思いますが
LoV1、LoV2は3~9枚、LoV3~LoV4は7枚でデッキを組みます。(ロード、降魔を除く)
少数のカードによるデッキ構築なので、デッキテーマも決めやすいですし、何より愛着を持ちやすい
二次創作好きなプレイヤーの中には「うちデッキ」と呼ばれるデッキ単位のキャラクターたちでお話を作る人もいるほど。

 

ちなみに先ほどの写真のキャラクターはLoVの看板娘「サキュバス」。3以降は「ミリア」という名前を授かります。
LoV1説明書漫画でも登場し、当時のプレイヤーは「淫乱なので脱ぎますね」という台詞がすぐさま脳に刻まれたことでしょう。
後発のキャラクターたちに埋もれながらも人気は衰えず、人気投票では常に1位を獲得していました。

LoVを始める難しさ、続ける難しさ

LoVは戦略性のある対戦ゲームです。
正直、ゲームをする上で「覚えることが多い」です。

 

ゲームの雰囲気や操作を楽しみたい人と、ゲームが上手くなりたい人との意識の差が大きく
1vs1対戦ゲーム時代はまだしも、LoV3以降の4vs4マルチ協力対戦ゲーム方式になってから
味方プレイヤー同士の意見の噛み合わなさで問題が起こることも日常茶飯事でした。
(煽り行為とかモラルに関する部分は触れません)

 

上位層の中には、好きなことをする前に基礎を知れと言っていた人もいた気がします。
上手くなるには、覚えたことを身に着けることができるかどうかも、その人のやる気次第。
私はLoV4末期くらいになって、やっとゲームを理解できるようになったかもというレベルでした。

 

始めるハードルは高いものでしたが、このゲームの魅力を知ってもらおうと、色んな人に布教しようと試みました。

それでも「1人でゲーセンに行って全国対戦を頑張る」というようなLoV仲間は出来ず。。。

一緒に遊んでくれたり、推し使い魔を見つけたり、話題に乗ってくれていただけでも感謝しかありませんね。

さいごに

今回はLoVについてざっくり説明しました。
雰囲気だけでも分かっていただけたら嬉しいです。

 

前項でも触れたように、LoVは難しい方のゲームだと思います。
私は自分でも熱しやすくて冷めやすい飽き性だと思っているのですが、
このLoVに関しては何故こんなに長く続けられたのか。

どんな魅力があるかをお伝えできたらいいなと思います。

 

次回からはLoVの時系列に沿って、自分のLoV人生を振り返る予定です。

 

それでは今回はこの辺で。

 

■次回記事

【12周年記念】LoV人生を振り返る LoV1編

記事をいいねする→

いいね 0 票, 平均: 0.00 / 1 0
pagetop